Greetingごあいさつ

入園をひかえるお父様お母様方には我が子の成長を喜ばしく思われると共に一抹の不安を感じていらっしゃる事と思います｡
さて、現代の子どもたちに求められているもの、また、現代の子どもたちが一番必要としているものとは一体何でしょうか？
それは、子どもを取り巻くさまざまな問題を自分の力で解決していくための「生きる力」なのです。
しかし、「生きる力」は、一朝一夕に身につくものではありません。そこには、しっかりとした「育ち」が必要となってきます。

人格の基礎が形成される幼児期にこそ、私たち大人は、子どもたちにより良い育ちをいろいろな場面で保障していかなければなりません。
幼稚園はお子さまにとって初めての集団生活の場です。ケンカやトラブルなども起こりますが、ケンカの後で仲直りをしたり、「何がいけなかったのか」「どうすればいいのか」を考えたりすることを通して社会性を身に付けていくものです。
どうぞ長い目で見てあげてください。

幼児教育はすぐに結果がでるものではなく10年、15年後と言った長い期間を経て結果が出ると言われます｡
目先の現象だけにとらわれて一喜一憂する事なく、家庭と幼稚園が同じ方向を向き、協働で一人ひとりの子どもを見守って行くことが重要です。
幼稚園はご両親に代わって子育てをする所ではありません。幼児教育を行うところであり集団の中でいろいろな遊びや体験を通して社会性を育てるところです。

当園では子育て支援の一環として、働いているお母様が安心してお子様を預けられるよう平日の預かり保育や土曜日や夏休み・冬休みなどに預かり保育を行っています。
当園は開園以来50年余に渡り、前述のように情操教育に力を入れ、絵本の読み聞かせ・遊びの充実・保育環境の充実等様々な取り組みを行っています。

また、保育の質の向上のため先生たちは研究・研修を行っております。
今後も伝統的に受け継がれてきた日本の子育ての良さを大切にしながら、新しい保育の内容と方法を取り入れ、お子さまを安心して預けていただけるような保育に努めてまいります。